関西空港第1ターミナルビルリノべーション工事
~当事者参画によるバリアフリー検討会~
■ 施設名:関西国際空港第1ターミナルビル
■ 事業者:関西エアポート株式会社
■ 所在地:大阪府泉佐野市
■ 竣工年:1994年開港、 2025年第1ターミナルビルリノベーショングランドオープン
■ 施設概要:国内/国際空港、敷地約1,055ha、滑走路2本、第1ターミナルビル約305,573㎡
■当事者参画の特徴
・本工事における当事者参画の特徴は、近畿運輸局に設けられている移動円滑化評価会議近畿分科会との連携です。分科会の協力を得て、全体検討会(8回)、テーマ別分科会(14回)、現地見学会(5回)など、5ヵ年で計27回の当事者参画の場を設けています。事業者側で当事者参画の場の運営を推進した関西エアポート株式会社の永山さんは、回を重ねるごとに内容が深まっていくことを実感し、特にテーマ別の分科会では丸テーブルを囲んで話しやすい雰囲気を作り上げ、手話を学ぶ努力もされています。
当事者参画では、扉や壁の色の配色などちょっとした工夫で分かりやすさが格段に改善されること、一方で、移動等円滑化基準をどこまで超えていけばよいのか、理想的な製品の開発が遅れている等、事業者だけでなく、設計者、施工者、各種設備メーカー等が一緒にユニバーサルデザインに取り組むことの必要性も指摘されています。
・今回の経験を通じて、当事者参画は難しい点もあるが、質の高いユニバーサルデザインを実現する上でとても重要であること、特に、当事者との信頼関係、求められる機能の本質、継続的な改善の取り組みの大切さが重要と振り返ります。
■本事例を取り上げる根拠
・令和7年度国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰を受賞
・TOJISHA-UDプラットフォーム第2回セミナーin豊中(2026)で報告
